IT業界で「フリーランスとして働くメリット」

自由度の高い働き方は、フリーランスならではの魅力といえます。まずは働く場所です。IT業界のフリーランスは仕事ができる環境さえ整っていれば、自宅やコワーキングスペースなどいろいろな場所で働けます。会社員はリモートワークができる職種でない限り会社へ通勤する必要がありますが、フリーランスは働く場所を自分の都合で選べるのです。電車通勤だと満員電車や電車の遅延などのトラブルがあり、車通勤だと渋滞のトラブルが生じます。しかし、働く場所を自由に選べるとそういった通勤ストレスから開放されるようになります。フリーランスのなかには自宅の一角をオフィスに当てている人もいます。仕事部屋を好きなインテリアで統一したり、好きな音楽を流したり、アロマをたいたりと、パフォーマンスが上がる環境を整えることができます。フリーランスは頑張りが収入として直接的に反映されるため、モチベーションを保ちやすいこともメリットです。このほか、上司や部下、同僚などの人間関係に縛られなくなることもフリーランスならではの自由さです。会社員の頃に人間関係に窮屈さを感じていた人は、気兼ねなく仕事に打ち込めるようになるでしょう。さまざまな部分を自分の裁量で進められることが、フリーランスの大きなメリットです。

会社員は定年があるため、会社が定めた年齢を超えると定年退職することになります。会社員が定年後にまだ働きたいと思っても、再就職先を探すのはなかなか困難です。もしも定年後に再就職先が見つかったとしても、現役時代のスキルをそのまま発揮できるとは限りませんし、給料面も下がる傾向にあるようです。その点、フリーランスは定年の規定がなく、自分が納得のいくまで仕事を続けられます。また、フリーランスとして培ってきたスキルをそのまま活かし続けることも可能です。年齢を重ねていくうちに体力面の衰えを感じることはあるかもしれませんが、自分の体調に合わせて仕事をセーブしやすいのもフリーランスのメリットです。

会社員は、会社側から与えられた仕事を着実にこなしていく必要があります。納得のいかない仕事をこなさなければならないケースも少なくありません。個人的にやりたい仕事や磨きたいスキルがあっても、個人の希望が通ることは稀だといえます。一方でIT業界のフリーランスは自分が得意とする分野を売り込むことができ、その分野でどんどんスキルを伸ばしていけます。このように得意分野を活かせることも、フリーランスとして働くメリットです。特定の分野を活かせる案件を積極的にこなして実績を積むことで、フリーランスとしての付加価値も高まるでしょう。