会ってみたいと思わせる書類の書き方
まずは書類選考突破を目指す
やりたい気持ちがある人なら、IT業界へ応募することは簡単ですが、書類選考に突破しなければその先へは進めません。未経験ながら業界で十分通用するだけのスキルがあり、入ってからもうまくやっていける自信がある人でも、書類の段階で魅力を感じてもらえないなら、いくら応募しても書類選考を通過できないでしょう。では、どうしたら書類選考を突破できるのでしょうか。選考する側を疑う前に、まず自分が作成した書類を疑ってみることから始めましょう。正直かつ辛口に自分の書類を評価し、直すべきポイントをしっかり直せば、案外するりと書類選考を通過できるようになるかもしれません。
美しすぎる経歴に注意
あまりそっけない経歴でも面白みがありませんが、完璧すぎる経歴には注意です。それが事実ならまだ良いのですが、少しでも良く見られようと過去の経験を美化しすぎてしまうと、経験豊富な採用担当者ならすぐに見抜いてしまう可能性があります。また、無駄に文章が多すぎる応募書類も要注意です。特に応募数が多い企業などは、目を通すべき応募書類が数多くある中で良いと思った人をピックアップするので、あまりにも中身が多くてわかりにくい書類だと、書いてある内容以前に少々くどい人だと思ったことが理由で弾かれてしまうかもしれません。
「なぜ」なのかがわかる書類にする
「自分にはこんなすごいスキルや経歴があります」「その他にもこんなすごいことができます」「こんな面白いエピソードがあります」と、とにかく自分をわかってもらえるようアピールすることは大切ですが、採用担当者はそこから一歩踏み込んで「結局は何がしたいの?なぜそうしたいの?」ということが知りたいと思っています。「ああ、だからウチに応募したのか」と納得してもらえるよう自己アピールと動機を結びつけるなら、質の高い応募書類を作成することができるでしょう。
ニーズと自分の強みがマッチしているか
応募先はJavaエンジニアが欲しいと思っていることが募集要項を見れば明らかなのにもかかわらず、履歴書の中は別のプログラミング言語スキルについてのアピールがぎっしりということであれば、採用担当者は最後まで書類を読むことすらしてくれないかもしれません。IT業界で求められているプログラミング言語のスキルは、プロジェクトや企業によってバラバラなので、応募先が募集する人材に求めているスキルと、自分が持っているスキルがマッチしているのかを事前にしっかりと確認しておかなければなりません。「まさに欲しいと思っていたいスキルだ」と先方が認識してくれるなら、とりあえず会って話を聞いてみようという気持ちになってくれるでしょう。