どのような職種があるのか
ITの職種アレコレ
「業界」は、いろいろな職種のことを含んでいます。IT業界は外から見えない仕事ということもあり、未経験者にとっては漠然としたイメージしか抱けないことも少なくありません。では、IT業界にはどのような職種があるのでしょうか、応募の前に各職種についてチェックしておきましょう。
エンジニア
IT業界の仕事ですぐに思い浮かぶのが「エンジニア」かもしれません。どんな仕事かがわかりにくいなら、建造物や工業製品などのモノづくり現場をイメージしてみるとわかりやすいでしょう。建物や機械製品、その他どんなものでも必ず設計者がいます。製品を作りたい人が設計者に依頼して詳細な設計図を作成し、現場がその設計にしたがって形にしていきます。ITシステム開発もそれとまったく同じで、クライアントから依頼内容を聞いて設計に落とし込む「システムエンジニア」とそれを形にする「プログラマー」がいます。また、コンピュータまわりに関する各種専門家が、「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「インフラエンジニア」としても活躍しています。ITエンジニアには様々な種類がありますが、明確な境界線がないため人によってはいくつもの役割を兼任できる人もいます。
デザイナー
そして、もうひとつIT系の職種で人気なのが「デザイナー」です。洋服やバッグ、靴などのファッションをはじめ、家や車、家具など形あるものを買うときにまず気になるのがデザインではないでしょうか。デザインを無視して価格だけ見て買うという人はほとんどいないでしょう。Webサイトもそれと同じで、サイトで提供しているサービス内容がいくら良くても、サイトのデザイン次第でユーザー数を大きく減らすことにつながってしまいます。Webサイトは人に見て利用してもらわなければほとんど無価値なものになってしまうので、サイトのデザインや構成はとても重要なのです。
ディレクター
エンジニアやデザイナーをはじめ、様々な人の力を結集しなければならないプロジェクトに欠かせないのが「ディレクター」です。ディレクターは、プロジェクトチームの中心で進捗を指揮しながら、システムの品質管理を行います。システム開発に対する幅広い知識が必要なだけでなく、高度なコミュニケーション力が求められる職種です。
営業
出社すれば当たり前のようにある仕事は、営業職の努力の賜物です。優秀なエンジニアやデザイナーが職場でその能力を発揮できるのも、それをアピールできる営業がいるからこそなのです。IT業界の営業は、パッケージ商品を販売する場合とプランニングから開発を請負う場合とがありますが、どちらにしても高いコミュニケーション力が必要になる仕事です。